【メンテナンス水槽リメイク】
港区某所個人様宅の水槽のリメイクを行いました(^_^)
今回のリセットはお客様から他社設置の水槽を作り替えるようご依頼を頂いたのが9年前の秋。
当初は熱帯魚と水草少しのオーバーフロータイプの設備。奥行きのない90ハイタイプ水槽(900×350×600)
と機材の殆どを流用し、外部式フィルターとライト、炭酸の添加器具を増設して水草水槽にリメイクしたのが始まり。蓋をして蛍光灯が水槽の上に載る従来型からこの度、10年を越える水槽の老朽化を懸念して全てを変更しADA90レギュラー水槽でオープンスタイルのシステムを構築しました。
今回のケログでは奥田にリメイクのポイントを質問させてもらいました。
Q.水槽のサイズや照明も今までとだいぶ変わりましたが、それに伴ってレイアウトで意識したポイントを教えてください。
A.奥田)
「照明はソーラーRGB。赤と緑のメリハリある発色を活かせるよう水草の配色に気をつけている。
構図は単純ではあるが水槽を斜め上から眺められるサイズになった事で以前に比べより立体的に見える事を意識している。」
Q.レイアウトを作るにあたり普段から心がけている事について教えて下さい?
A.奥田)
「作業では構図を数分で仕上げて植栽に30分程度。後で気にいらないと早速リメイクを行う事があるのだがそれも自然美への探求心。
但し、レイアウトに時間をかけないスタイルは守っている。
何処かに少し崩しがあるくらいが逆に自然らしくなるのだと故天野尚氏が語っていたのを思い出す。
緻密で大胆な氏の作品には造り込み過ぎない自然感がいつも漂っていたように思う。
植栽に30分と書いたが傍らで水草の下準備をしてくれている助手がいるからこそである。」
今回は水景レイアウターがどのように制作を行っているかを記事にする為に改めて奥田に質問をぶつけてみました。私も色々と学ぶことができました(^^)
『構図には時間をかけずにインスピレーションで行なう。大切なのは自然感を優先してること』
筆者はああでもないこうでもないとつい時間をかけていく内に人為的になってしまいがちです。簡単な様で難しい(^◇^;)
師から学んだ事を大事にしつつも、奥田自身の経験から体得したものが注ぎ込まれた水景が更に育ち作り込まれていくのが楽しみです☆