【カエルの冬支度】

こんにちは(^^)空気がだいぶ乾燥してきましたね。工房の屋外飼育のアマガエル達も気温の低下も相まって灰色の装いに変化してきました。
まだ暖かい日もあるので餌もよく食べ、時たま一瞬鳴いています。

例年11月中には冬眠に入るようなので、今年も無事冬眠出来るようちょっとした冬支度を行いました。アマガエルを屋外で飼育されている方は参考になるかと思います☆

工房では山野草を鉢植えにした特注の屋外飼育ケージに入れてアマガエルを飼育しています。もう6年目になります。風通しが良く、限りなく自然に近い環境での飼育のため、カエルがとても健康的に暮らせているのではないかと思います(^^)
さて、冬眠の準備として行っている事のひとつが、カエルが潜れる寝床を用意してあげることです。

植物の植わっている土の上にミズゴケを敷き詰めます。ミズゴケと土の間にカエルが潜り込み冬眠を行います。但し、ぎゅうぎゅうに詰め込んでしまうとカエルが潜り難くなってしますのでほどほどに(^^;)
冬の間はミズゴケがカラカラに乾いてしまわない様にチェックしてます。雨が降れば潤うようにはなっていますが、乾いていたらジョーロで水やりをしています。水はけが悪いと水が溜まりカエルが溺死してしまうかも知れないの気をつけてください。

次に鉢の下とケージの底面の間にカエルが潜り込める空間をなくします。
これが結構重要です!カエルが潜り込める狭い隙間があるとそこで冬眠をしようとして死んでしまう個体がいます。原因は乾燥です。冬眠失敗の大きな要因は寒さでどうこうではなく、乾燥して死んでしまうことだと思います。
カエルたちには非常に申し訳なかったのですが、6年の屋外飼育の中で最初の何年か春に鉢の下から亡骸が出てくるようなことをやらかしてしまいました(;´Д`)

そこで現在は鉢の下に角材を入れてカエルたちが入り込める狭い空間をなくすようにしています。こうすることで冬眠での事故はほぼ起きなくなりました。
身を挺して教えてくれたカエルたちに感謝です( ;∀;)

あと気を付ける事は冬眠前に十分に餌を与えカロリーを蓄えさせておく事と、過密飼育をしない事ですね。
カエルが潜れる底面積に対して飼育数が多すぎると変な場所で冬眠、失敗となり兼ねませんのでご注意を。
ちなみにこのケージは幅60㎝奥行30㎝高さ45㎝で4匹飼育しています。屋内飼育の場合は2匹くらいが妥当かと思います。
また別のブログで屋外飼育の利点などもお伝えしようかと思います☆

【ジャングルプランツLabo.17】
【秋の里山】

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